CDのトレイは正常に動いていても、取り込んだCDを認識出来ていない。
キャビネットを開けてCDの動きを見ていると、取り込んだ瞬間に円盤がピクリと動きはするが、連続して回転せず、CDの頭出しが出来ていないかんじ。
CDの故障は概ねピックアップによるものらしいので、交換を検討してみることにした。
修理動画をみると、ドライブユニットを外すことができればそこからの作業は難しくなさそうだ。4)
このブログ的にはメーカー修理に出すという選択肢は無いので、方法としていくつか考えた。
案1.廃棄したFR-V77から取外したCDドライブがあるので、ここから部品を流用する。
利点:基本、タダ。
欠点:そもそも取外し前に完動品ではなかった。
少なくともトレイ駆動用のベルトは切れ、トレイ開閉のリミットスイッチは1個ダメになってるから、程度のほどは想像がつく。よって、ピックアップのみの流用となるが、互換性があるかどうか不明。
→分解調査の結果、ピックアップは形:KSS-213Cと判明したのでこの案は没。
案2.ドナーとなるセンターユニットを調達し、部品取りを行う。
利点:ドライブまるごと換装、又は、部品取りのどちらも可能。
欠点:FR-N7SXやFR-N9SXなど同じ機種があれば互換性は問題ないだろうけれど、年式相応の劣化があるので費用対効果に疑問。普通はCDからダメになるし。
最大の問題点として、ミニコンポとはいえ、もう一台購入となると保管場所の問題で嫁さんに怒られるのは必至。それだけは避けたい。2)
案3.CDドライブのパーツ単体で調達する。
利点:新品の部品は気持ちが良い。
ピックアップと周辺部品なら互換品含めて部品が多く出回っているし、調達費用はそんなに高くない。
意外と情報も多い。
欠点:先行して分解し、今ついてる部品の型式・形状を正確に知る必要がある。
ネットで調べた結果、先代機のFR-N*EXと本機FR-N*SXで使われているピックアップは 形:HPC1LV と判明した。SHARP製のパーツで入手困難とも。
分解して現物を確認。
どうやら問題児を引いてしまったようだ。無知とは恐ろしい。orz
この後継機のFR-N*FXは SF-P101N 16P なので、互換品も出回っていて入手は容易なのだがなぁ。
ネットを探し回ったが、どうやら国内では扱っていない。
幸いシンガポールのショップとアメリカ・カルフォルニアのショップとアイルランドのショップの在庫が検索でヒット。
今回は、この物流混乱のご時世にも関わらず、3通りの輸送方法を選べるシンガポールのAlltronic Components & Computersに発注することにした。3)
エアメール便利用でコミコミ40SGD。日本円にして3,494円。
発注から2週間後、部品が無事到着。
一方、CDパーツマンさんの情報では、SF-P101N 16Pが使えるそうだが本当かなぁ?
とりあえず、ドライブモーターがダメだったときも想定して、こちらも購入させていただきました。
コミコミ2400円。1)
並べてみるとフラットケーブルをつなぐコネクタのピン数は同じようだが、駆動ギヤ部のバックラッシュ除去の仕組みが異なる。
ピンアサインと信号レベルが判らないのでコントロール側の基盤を壊すつもりでテストしてもいいかもしれんが、実行するかどうかは微妙なところ。
まぁ、使わずに済むのならそれに越したことはないだろう。
フロントパネルを外した後、上から順に剥がしていけばやがてCDユニットにアクセスできる。4)
オンキヨーのミニコンポシリーズは、いずれも素人の介入を拒むかのような構造になっていて、良く言えば、より小型化を狙いつつもディスクリート部品にこだわったエンジニアの意気込みを感じる。
先にも述べたとおりユニット本体を取り外すことが出来ればそこから先はそんなに難しい作業ではないので、落ち着いて頑張ろう。
旧型よりもだいぶマシな構造になってることだし。
交換作業中はハーネスの取り回しがわからなくなると面倒なので、こまめに写真を取る。
ピックアップ駆動ギヤを外す必要があるが、軸受のCリングを外せば簡単に取れるので外すときに吹っ飛ばさないよう養生をしてから取り外す。
仮組みで動作確認。
ちゃんと動いているようだ。
特に調整も必要なく、一発OK。
これはなかなか気持ちが良い。
アッセンブリの交換だけで済んで良かった。
EXやSXユーザーの皆さん、諦めるにはまだまだ早いです。
スピーカーはもう一度プラスチック用コンパウンドで表面をさっと磨き、みつろうを塗っておいた。
こびりついて梨地状になっていた汚れもこれですっかり綺麗に落ちた。
塗装表面を薄く削ることになるので深追いは禁物ではあるが、これで気持ちよく使えそうだ。
磨き始め。
画面右の方をちょっとだけ試しに磨いたところ。
全面を磨いたあと。
この後みつろうを塗っておいた。
プラスチック用コンパウンドにはこちらを使用しています。
所謂研磨剤ですが、削れすぎないのがいいです。
スピーカーの外装を磨くのにも使いました。
みつろうはこちら。木の香りが心地よいです。
長期で保管すると傷んでしまいますので、使い切りサイズがオススメ。
接点復活剤はこちら。
中学生くらいの頃に買ったやつを未だに使ってます。
少量を綿棒につけて磨くだけなので、多分一生モノです。
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キャビネットを開けてCDの動きを見ていると、取り込んだ瞬間に円盤がピクリと動きはするが、連続して回転せず、CDの頭出しが出来ていないかんじ。
CDの故障は概ねピックアップによるものらしいので、交換を検討してみることにした。
修理動画をみると、ドライブユニットを外すことができればそこからの作業は難しくなさそうだ。4)
このブログ的にはメーカー修理に出すという選択肢は無いので、方法としていくつか考えた。
案1.廃棄したFR-V77から取外したCDドライブがあるので、ここから部品を流用する。
利点:基本、タダ。
欠点:そもそも取外し前に完動品ではなかった。
少なくともトレイ駆動用のベルトは切れ、トレイ開閉のリミットスイッチは1個ダメになってるから、程度のほどは想像がつく。よって、ピックアップのみの流用となるが、互換性があるかどうか不明。
→分解調査の結果、ピックアップは形:KSS-213Cと判明したのでこの案は没。
案2.ドナーとなるセンターユニットを調達し、部品取りを行う。
利点:ドライブまるごと換装、又は、部品取りのどちらも可能。
欠点:FR-N7SXやFR-N9SXなど同じ機種があれば互換性は問題ないだろうけれど、年式相応の劣化があるので費用対効果に疑問。普通はCDからダメになるし。
最大の問題点として、ミニコンポとはいえ、もう一台購入となると保管場所の問題で嫁さんに怒られるのは必至。それだけは避けたい。2)
案3.CDドライブのパーツ単体で調達する。
利点:新品の部品は気持ちが良い。
ピックアップと周辺部品なら互換品含めて部品が多く出回っているし、調達費用はそんなに高くない。
意外と情報も多い。
欠点:先行して分解し、今ついてる部品の型式・形状を正確に知る必要がある。
ネットで調べた結果、先代機のFR-N*EXと本機FR-N*SXで使われているピックアップは 形:HPC1LV と判明した。SHARP製のパーツで入手困難とも。
分解して現物を確認。
どうやら問題児を引いてしまったようだ。無知とは恐ろしい。orz
この後継機のFR-N*FXは SF-P101N 16P なので、互換品も出回っていて入手は容易なのだがなぁ。
ネットを探し回ったが、どうやら国内では扱っていない。
幸いシンガポールのショップとアメリカ・カルフォルニアのショップとアイルランドのショップの在庫が検索でヒット。
今回は、この物流混乱のご時世にも関わらず、3通りの輸送方法を選べるシンガポールのAlltronic Components & Computersに発注することにした。3)
エアメール便利用でコミコミ40SGD。日本円にして3,494円。
発注から2週間後、部品が無事到着。
一方、CDパーツマンさんの情報では、SF-P101N 16Pが使えるそうだが本当かなぁ?
とりあえず、ドライブモーターがダメだったときも想定して、こちらも購入させていただきました。
コミコミ2400円。1)
並べてみるとフラットケーブルをつなぐコネクタのピン数は同じようだが、駆動ギヤ部のバックラッシュ除去の仕組みが異なる。
ピンアサインと信号レベルが判らないのでコントロール側の基盤を壊すつもりでテストしてもいいかもしれんが、実行するかどうかは微妙なところ。
まぁ、使わずに済むのならそれに越したことはないだろう。
フロントパネルを外した後、上から順に剥がしていけばやがてCDユニットにアクセスできる。4)
オンキヨーのミニコンポシリーズは、いずれも素人の介入を拒むかのような構造になっていて、良く言えば、より小型化を狙いつつもディスクリート部品にこだわったエンジニアの意気込みを感じる。
先にも述べたとおりユニット本体を取り外すことが出来ればそこから先はそんなに難しい作業ではないので、落ち着いて頑張ろう。
旧型よりもだいぶマシな構造になってることだし。
交換作業中はハーネスの取り回しがわからなくなると面倒なので、こまめに写真を取る。
ピックアップ駆動ギヤを外す必要があるが、軸受のCリングを外せば簡単に取れるので外すときに吹っ飛ばさないよう養生をしてから取り外す。
仮組みで動作確認。
ちゃんと動いているようだ。
特に調整も必要なく、一発OK。
これはなかなか気持ちが良い。
アッセンブリの交換だけで済んで良かった。
EXやSXユーザーの皆さん、諦めるにはまだまだ早いです。
スピーカーはもう一度プラスチック用コンパウンドで表面をさっと磨き、みつろうを塗っておいた。
こびりついて梨地状になっていた汚れもこれですっかり綺麗に落ちた。
塗装表面を薄く削ることになるので深追いは禁物ではあるが、これで気持ちよく使えそうだ。
磨き始め。
画面右の方をちょっとだけ試しに磨いたところ。
全面を磨いたあと。
この後みつろうを塗っておいた。
プラスチック用コンパウンドにはこちらを使用しています。
所謂研磨剤ですが、削れすぎないのがいいです。
スピーカーの外装を磨くのにも使いました。
みつろうはこちら。木の香りが心地よいです。
長期で保管すると傷んでしまいますので、使い切りサイズがオススメ。
接点復活剤はこちら。
中学生くらいの頃に買ったやつを未だに使ってます。
少量を綿棒につけて磨くだけなので、多分一生モノです。
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