かずいの雑記帳4

趣味でいろいろ実験やってます。 2021年6月21日よりhttpsの利用が可能になりました。 当ブログも設定を変更しましたので、画面の乱れ等ありましたら教えて下さい。

2016年08月

RS232Cモニタ用中継器の制作

RS232Cと聞いて、黒電話とモデムカプラーを使ったパソコン通信を思い起こす人は私と同世代。(≧∇≦)b
インターネットが普及するはるか以前のお話です。

このRS232C、これ以上枯れようがないほど枯れ切った技術ではありますが、実はFAの世界ではまだまだ現役であります。
現在ではさすがに使い勝手も良くなって、多くの場合はメーカーさんが予め用意してくれているプロトコルを使って、エディタ上で簡単な設定を追加するだけでその恩恵に預かることができます。

ところが稀に、一からプロトコルをゴリゴリ書かねばならないケースというのがあるんですな。
当然、作ったソフトはデバッグしなければならないのですが、ラダーソフトでこれをやるのは結構大変で、カット&エラーの連続となります。
その際、配線に流れている目に見えない信号を可視化出来たほうがなにかと手っ取り早いので、接続確認の段階でモニタ機器を通信回線に割り込ませてログを取ります。
で、取ったログを見ながら、うちは仕様書通り動いとるから悪く無いとか、返り討ちにあって、いや、すみませんでしたとかのやり取りをするわけです。
エディタにロガーが着いてはいますが、リアルタイムで見るとなると、やはり別の専用機を繋いだほうが便利です。
ここで使うモニタ機器がプロトコルモニタなどとも呼ばれるもので、RS232C用なんかだと、これがかなりこなれた価格で売ってまして、4~5万円も出せば相当良い物が入手できます。

仕事用とすれば安いものなのですが、めったに使わないし、今回はあえてシリアル通信の動作を勉強するがてら、ノートパソコン単体で動作するものを自作してみました。
制作にあたって、こちらのページを参考にさせていただきました。(回路もほぼそのまんまです。)
使う機器の組み合わせとして、ホスト側が三菱のシリアル通信ユニットで、繋ぐ機器によってフロー制御がまちまちですので、特別なことをせずに9pフル結線とし、必要なジャンパ類は機器のハーネス内部で行うことにします。
コネクタ類の組み合わせはパソコン用とは少し異なりますが、ジェンダーチェンジャーとショートハーネスで対応します。
102946c8.jpg


まずUSB-シリアル変換器を二つ用意します。
うち、一つは先日購入したHL-340を使用してみました。
もう一つはOMRONのCS1W-CIF31。

材料として、今回は秋月電子さんで一括購入。
Dサブ9P基板セット(小)、¥250、1式
DSUBコネクタDIP化キット(メス)、¥150、2式
ミニジェンダーチェンジャー(9Pオス-9Pオス)、¥200、1個
ミニジェンダーチェンジャー(9Pメス-9Pメス)、¥200、1個

他には在庫部品でDsub-9P♂-♂フル結線、50cm、Dsub-9P♂-♀フル結線、15cmを制作しました。
オシロで波形が見れるように、基板の配線に工夫してみました。
失敗したなと思ったのは、モニタ用ソケットの取付方法で、ピッチが狭くUSB/232c変換器を2つ付けるのはギリギリです。
対面に付けて十字型にするべきでした。
c183b8d2.jpg


モニタの結果です。
MCプロトコル(手順5)のパケットがモニタ出来てます。
03af7ba4.jpg


ソフトは各種試してみましたが、こちらがシンプルで自分には一番使いやすかったです。
シリアル通信解析ツール ComT
作者のskohnoさん。便利なソフトを公開していただき、ありがとうございました。
Windows10(64bit)でも動いています。
ただし、連続で使うと落ちてしまいます。
また、「新規作成」実行後や起動時に自動的にロギングが始まってしまいます。
このあたりが修正されると、更に良くなるのではないかと。

オマケ。
終始、作業の邪魔をしてくれた猫です。
af7647ec.jpg

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怪しいUSB-シリアル変換器を使ってみた

いろんな方面で格安で販売されているアレです。

USB-シリアル変換といえばFT232を使っているものが主流だと思っていたのですが、流通している廉価版の変換器はCH340が使用されているものが多いようです。
このチップは例えばArudino互換ボードなどでも使用されており、チップが変更されていることを知らずにドライバでハマる人もいるそうです。

RS232Cポートの性能は結局のところチップに左右されるででしょうから、特にブランドにはこだわらなかったのですが、過去にマルツでも取り扱っていた(らしい)HL-340という型式をアマゾンで見かけましたので購入してみました。

購入手配してから判ったのですが、こちらの情報によりますと、このモデルはMAX213などのRS232CドライバICが実装されておらず、出力がTTLレベルのまま、すなわちRS232Cの規格に準拠しておらず、相手が正直に規格を守っている機器の場合は使えないということです。(そりゃ安くもなりますわ。)
また、GNDがUSBとRS232Cで共通なので、機器とPCのグランドに差があると、とんでもないことになりそうです。(が、これは全てのシリアル通信でいえることです。)

今回利用したショップは中国シンセンの EasyWordMal さんです。
8/4夕方発注→8/5ChinaPostで発送済連絡→8/13到着でした。予定では8/21頃となっていたので驚きの早さでした。
製品には確かに浮き彫りでHL-340の文字が入っています。


とりあえず、自宅のデスクトップPCに取り付けてみました。Winodws10の64bit版です。
Arudinoを使ったことがあるためか、一発で認識しました。
ドライバも正常にインストールされているようです。
6d0dd084.jpg




PCにドライバがない場合は、CH340でググると、江苏沁恒股份有限公司がヒットします。
ここの製品にこのチップがあり、ドライバとデータシートがダウンロード出来るようになっているのでこちらが利用できます。

使用するファイルは次のいずれかです。
CH341SER.EXE
CH341SER.ZIP

ドライバはZIP版、EXE版どちらでもWindows10で使用できますので、お好みで。

同じくWinodws10の64bit版のノートPCにもインストールし、周辺機器と簡単な接続確認を行いました。
うん、とりあえず行けそうですね。










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ヘッドホンのパッド交換(JVC,HP-RX900)

2010年の11月に購入し、今はひっそりとネトゲする時に使ってるJVCのヘッドホン。
HP-RX900のパッドがボロボロになったので交換した。
カスが耳の周りにへばりつくんだよね。(´・ω・`)


音はとても良いし、お小遣い貯めて買ったので愛着もある。
だがしかし、ケーブルは猫にかじられてところどころ綻びができてるし、交換には2個必要なので送料無料となるのはいいのだけれど、それでも3千円てのはビミョー。(´・ω・`)

同じ買うのならもうちょい足して新品買うのもアリかなと思案した末、楽天ポイント駆使して購入。



靴下をはかせる要領でさくっと交換。


完成。やっぱり気持ちが良い。(≧∇≦)/


↓オーディオテクニカ製のコンパチ品が使えるらしいけど、あえて純正で行く人はこちらが安いです。
サウンドハウスさん

アマゾンではだいたいこのあたりのお値段が相場かと。


オーディオテクニカ製のパッドは2個セットでこのお値段。ちょっと硬いらしいですが質感的には悪くないそうです。

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