かずいの雑記帳4

趣味でいろいろ実験やってます。 2021年6月21日よりhttpsの利用が可能になりました。 当ブログも設定を変更しましたので、画面の乱れ等ありましたら教えて下さい。

2012年01月

正弦波余弦派発信器

正弦波発信器が一発で綺麗に動いたので、調子に乗って正弦波余弦派発信器も作ってみた。
OPアンプも在庫が沢山あるので、使ってやった方が供養になるだろう。(何の?)
ただし、係数を若干見直して、1kHzあたりを狙ってみることにする。
b41d9b1a.jpg


結線チェックをしてOPアンプを載せ、実験。


通電一発目。
Sin波をY軸、Cos波をX軸にしてみた。
波形の歪みが無ければ綺麗な円になるはずである。

結果、ノイズが乗ったやや残念な波形になっている。
オーディオアンプならブーンっとなるタイプのノイズだね。


振幅調整用のトリマを回そうとドライバを近づけたらノイズの幅が変わった。
電解コンデンサを触ると、同じようにノイズが大きくなったり小さくなったり。
こういった場合、たいていどこかに浮遊容量があって、それが悪さしてたりする。
蛇の目基盤だし、ハンダが乗っていないところは浮遊容量になる可能性があるので、配線の浮きがないように丁寧にハンダを足してみた。

修正後。
ノイズが綺麗に取れた。
あの頃にこういうスキルがあったらねぇ。。。
よく見ると、円がが微妙に歪んで左のほっぺが垂れたようになっていて、なんだかオチャッピィだ。
C1とC2に積セラを使ったからかな?
オーディオじゃないからとりあえず良しとしよう。


※参考にさせていただいたページ
井上誠一さま、大変勉強になりました。ありがとうございました。
趣味の電子回路工作
同上、電子回路工作素材集-正弦波余弦波発振器

正弦波発生器の制作

実験でサインカーブの電圧が欲しい時には、パソコンの音源や秋月のキットを使っていたのだけれど、使い勝手がイマイチ良くないなので自作してみることにした。

ウィーンブリッジ正弦波発生器というのだそうだが、OPアンプを使って比較的簡単に出来るらしい
とは言うものの、トランジスタを弄り始めたハナタレ小僧の僕には難しすぎるので、今回はこちらのページを参考にさせて頂くことにした。(というより、そっくりそのまま使わせてもらった)
bc4c1388.jpg


オリジナルからの変更点は、手持ちの部品の関係でTL082の替わりにNJM4580DDを、1S1588の替わりに1N914を使用した。
ちょっと工夫して、周波数を決める抵抗とコンデンサは差し替えできるようにした。


一方、OPアンプ用の手頃な電源が無いので、簡易的な±電源を作ってみた。
ジャンク部品を使ったので、とても安上がりだ。
278057ae.jpg



通電テストの結果。
ほぼ計算通りの周波数が出ている。
振幅は±2.5V。
見たところ、波形の歪みも少なそう。
コレだよコレ!こういうシンプルなのが欲しかったんだよ。


※参考にさせていただいたページ
井上誠一さま、大変勉強になりました。ありがとうございました。
趣味の電子回路工作
同上、電子回路工作素材集-正弦波発振器

リング照明の製作(その3)

その後、基盤を点検してみると、スレーブ側のトランジスタの結線が間違ってた
思いこみでミスをする典型的なオバカ>σ(・_・)それは私です
修正して再度確認したところ、マスタ/スレーブ側どちらもスムーズに電流調整が出来ることが判った。

僕が使っているデジカメはレンズ先端から20mmまで寄れるので、部品の撮影やなんかに重宝している。
しかし、補助照明無しでの近接撮影は三脚などでカメラをしっかり固定しないと、激しく手ぶれしてしまう。
また、1灯照明だとカメラの影になってしまうか被写体に光が回らず、肝心の部分を綺麗に撮るのが難しいのだ。

今回製作したリング照明を使った結果が次の2枚。
三脚などを使用していないコンパクトデジカメでもここまで撮れます。



今回はミニマムで10mAの設計だったのだけれど、それだと少し明るすぎる時もあるみたい。
LEDの特性からするともう少し低めの設定が出来た方がいいと思う。

※関連記事
リング照明の製作(その1)
リング照明の製作(その2)
リング照明の製作(その3)

出力波形を改善した無安定バイブレータ(ICウィンカーリレーの習作とか)

トランジスタを使った基本的な回路に無安定バイブレータというのがある。
いわゆるフリッカー回路で、一定周期でONとOFFを繰り返す。
バイク用としてはICリレーなどと銘打って販売されていものの基本となる回路。
普通はこんなかんじで紹介されている。

7531053d.jpg


このOUT1でMOS-FETなどをドライブして、CRの係数を見直してやれば「一応は」使える。
ただ、この回路だとフリッカはするものの、R4と並列に繋がったCのせいで、OUTの電圧の立ち上がりが良くない。
実際、LEDなどを繋いでみると、555を使ったものと比べてウィンカーとしてのキレがイマイチなのだ。
なので、発信器が欲しい時はもっぱら555を利用していた。

そんな折、ひょんなことから古い書籍を発見した。
今年退職された会社の先輩が置いていってくれたもの。
P1191931

初版が昭和47年てwwww
今から40年前の本やんけwwww
P1191932

が、しかし、侮る無かれ。
なかなか良いことが書いてある。
その中の一つがこれ。
WS100054

エミッタフォロワを介して出力することで、OUTの立ち上がりを改善するというもの。
見て、なるほどと思ったのでブレッドボードで作ってみた。
(書籍には時間を安定させるための工夫もされていて、これも大変参考になったがとりあえず省略している。)

元の波形(OUT2)に比べて、OUT1の立ち上がりが劇的に改善され、方形波に近づいていることがわかる。
これならランプ類がすぱっと点灯(PチャンネルのFETを使う場合は消灯)してくれるはず。
P1191934

ざっと無接点リレーの設計だけやってみた。
ノイズや配線の抵抗によって微調整する必要があると思うが、多分、これで動くだろう。
e3432f6d.jpg

リング照明の製作(その2)

LEDが入荷した。
ラベルを見ると定格電流が50mA,最大定格も50mAと低くなっている。Vfも3.0~3.4Vと下がっているので、回路の設計変更が必用だ。
dfa3b56c.jpg


で、制作してみた。

フレームのサイズからLEDのピッチを計算し、直接ハンダ付けする。
熱対策は忘れないように。
半円状の列を二つ作って、それをアクリルのフレームにビニテで固定する。


点灯試験。
まっぶしーい。


シリコーンのキャップをかぶせて、光を拡散させる。


撮影試験。
光量は十分だし、近接撮影であるにもかかわらず影が出来ない。
被写体との距離はおよそ4cmくらいか。


ただ、ボリュームを操作しても、光量がほとんど変化しないんだよな(´・ω・`)
設計ミス?要チェックだ。

※関連記事
リング照明の製作(その1)
リング照明の製作(その2)
リング照明の製作(その3)
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